社名
- 金子機械株式会社
2020.11.16
代表取締役
金子直樹naoki kaneko
人材育成を通じて、会社の成長、社会貢献、社員の幸せを実現する
とある企業の素敵な広報様からご紹介をいただき、日本で最も歴史ある建機レンタル企業の金子機械に取材をすることができました。1950年に創立した同社は、駐日米軍が建機が少しでも壊れると、オークションに出すことに着眼し、建機を買い取り自力でメンテナンスをして貸し出すことで、業界のパイオニアとして歩みを始めました。
現代においてもそのメンテナンス力で業界の先陣を切り、建設現場の基礎工事における難題の解決に金子機械の建機が活躍をしています。またそのメンテナンス力により、機械の健康寿命を最大限に活用することで、高収益体制を実現しています。
取材をした金子直樹さんは、ここ7年で同社を50名規模から100名規模に成長させた経営者。伝統と挑戦の革新企業と言っても過言でないその成長力の源泉には、一体何があるのでしょうか。
実は敢えて、明文化をしていません。イメージとしてお伝えしますと、「お客様のパートナーであること」が基本となります。とてもフワッとした表現ですが、建機レンタルのビジネスは長期的にユーザー様に利用していただくことが大切でして、お客様の傍に何気なく寄り添っているパートナーのような存在である必要があります。
一方で、細かく定義づけすることや明文化を避けている理由には、言葉への囚われがあります。明文化することを決して否定するわけではありませんが、人間は言葉の表面的な意味に囚われ、時に手段を目的化してしまいます。「お客様のパートナーであること」について考える余地を残すことで、各人なりの考えで日々模索をしてもらいたいのです。
例えば建機レンタルの利用者はレンタル料削減に目が行きがちです。貸し手である建機レンタル会社側は、効率化や利回り良く貸す視点に陥り、カタログにはまったプラスアルファのない提案になりがちです。ですがその考えが両者にとって最適とは限りません。目先に囚われたレンタルは時に機材のミスマッチを生みます。十分に対応することができず現場の工期遅延を招き、不要な経費を発生させることに繋がりかねません。
そのような短絡的な目線に陥るのではなく、相手の現場や社内事情を考慮して最適な提案を行うことが、「お客様のパートナーである」状態と言えます。当社ではお客様の「こういう課題がある」といったフンワリとした要件に対して「カタログのAですかBですか」という相手に判断をすべて委ねる、型にはまった提案をするのではなく、「その課題ならばAのパターンで、こういうカスタマイズをした方が良いですよ」と相手を心地よくリードするような、お客様を悩ませない提案を行います。
これは、「お客様のパートナーである」ことのあくまで一例ですが、このような積み重ねがあるからこそ、一時的に価格観点で他社に移られたとしても、「レンタル料はA社の方が安いけど、結局金子機械さんに頼った方が間違いないから」「うちのことを分かって、提案してくれるから」「機械のトラブルが少ないし、あってもすぐに対応してくれるから」とお客様が当社に戻り、信頼いただき末永いお付き合いとなるのです。
社長として当社を社会に貢献できる会社としてさらに成長させていくためには、一人でも多くの社員がお客様を中心とした他者に感謝される存在になる必要があります。その人材育成が私の使命です。もちろん綺麗事だけではいけません。人材育成を通じて会社の売上・利益に繋げていく必要があります。ビジネスマンとして、一人の人間として、その両面で貢献できる社会性の高い人間を育てていきます。
きっかけは私が社長になった頃にあります。私の立場が変わり、良くも悪くも態度が一変する人を見て、その行動原理を考えてみると自己の損得で物事を見ていると感じたのです。会社やお互いのために考えていれば、立場で態度を変えるようなことはありません。自分のことに精一杯であったり、私に対して不安や恐怖心があるからこそ、自己の損得で動いているように思えました。
その時に様々なことが思い浮かびました。会社を成長させるためには、組織として円滑な意思疎通や一人一人のアイデアを生かすことが必要であり、言いたいことや言うべきことをいえない環境はあってはなりません。お客様とパートナーであるために損得勘定で動くようなことはいけません。せっかく当社に入社した社員が気持ちよく働くためには、お互いを理解し尊重し合えることが大切です。
会社を成長させ世の中に貢献をするために、せっかく入社してくれた社員の幸せのために、そのような状態は改善させなければなりません。きちんと意見を言え、意思疎通ができる会社にするために、まず私が変わる必要がありました。社員一人一人と接点を増やすと同時に、等身大で接することを意識するなど、行動を大きく変えました。そうして自分が変わると、他の社員も少しずつ変わっていき、その光景に面白味を感じるようになったのです。そのようなことを繰り返すうちに自然と人材育成を使命として感じるようになりました。
(市村さん)社長自身が「自分は完璧でないから、みんなで考えよう」と言う方で、とても意見や自分の考えを言いやすいです。悩んでいる時には成功に向けてひざを突き合わせ一緒に考えてくださることもあります。もちろん他人任せではなく、経営判断のもとできちんと良い時は良い、悪い時は悪い、とアドバイスをしてくださり、イメージで言うとお父さんのような存在です。ちょうど7年前に入社してからこの7年間で社員50名から100名まで成長をする過程を見てきましたが、この期間で急成長をできたのはそういった温かみのある代表がいるからこそではないでしょうか。
世の中にはもっと有名な会社は沢山あります。それでも、この会社に居続ける理由は、会長・社長を筆頭に社員全体の人間性が良く一緒に頑張っていきたいと思えるからです。様々なチャンスを与えてくれここまで成長させてもらえ、居心地の良い環境に居られることはとてもラッキーなことだと思いますので、会長や社長に何か恩返しをしたいという気持ちや、より一層この会社の成長に役立つことがしたいという思いが私の働く原動力になっています。頂いたものを次は私が後輩にできるようにし、良い連鎖をつくっていきたいです。
※取材に同席された同社の市村明奈さん(経営管理部所属)
お客様への貢献に繋がると信じ、人材の切り口から建設業界全体を盛り上げていきます。かつて日本の経済成長を支えてきた建設業界は今では斜陽産業と言われています。ですが生活のインフラを支える重要な業界に変わりありません。本来の魅力を伝え、もう一度日の目が当たるようにしたいです。その中で、特に人材面を課題に感じています。
いつの時代でも伸びる業界には気概のある人材が集まり、彼ら彼女らのアイデアで更に業界が伸びます。今、多くの人材はIT関係に流れていますが、建設業界でもそのような人材を引き寄せ、才能を生かし、業界を盛り上げていく必要があります。建設業界は若手人材の不足・高齢化が、悪循環を生んでいるとも言えますので、それを改善したいのです。
一方で建設業界側が壁をつくっていることは否めません。優秀な人材を求めながら日本人の男性中心の採用で、極論を言えば国内だけの、しかも半分の人材しか活用していません。そこで当社では、性別・国籍・年齢に囚われず採用を進めています。女性従業員数も7年前は5人でしたが今は24人。外国人採用ではモンゴル人の採用を始めてから積極的に行い、今では5人の在籍です。当社が人材面の課題解決の先陣役となり、採用・成長・活躍に至るまで、業界に良い影響をつくっていきます。それが巡ってお客様への貢献にも繋がるはずです。
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ワンストップでのサービス提供。ハイレベルな建設機械の取り扱い。それらを支える社員のスキルと人間性です。まずワンストップでのサービス提供についてお話しますと、現代では一部作業を外部委託する企業も増えましたが、当社は修理から機械の回送まで全て自社で行えます。次に特殊性の高い機械の取り扱いでは、基礎工事用の建設機械や普通の人ではまず見たこともないバイブロハンマという杭打ち機のような建設機械を取り扱い「建設現場の基礎工事の難題に金子機械あり」を実現しています。
建設業界に馴染みのない方に、当社の独自性は伝わりづらいと思いますが、いずれも大手企業では実現し難いことです。社員一人一人が様々な機械に精通していなければワンストップで提供できません。効率化やコスト計算のしやすさの反面分業的になっている大企業では実態としてワンストップでのサービス提供は難しいです。また高度なメンテナンススキルがなければ、機械の使用年数が短くなりビジネスとして利益率は落ちていきますので、ニッチでハイレベル技術が必要な機械の取り扱いには手を出しづらいのです。
そしてそれらを実現する社員のスキルと人間性が何よりの当社の独自性です。難しい機械ほど知識・技術が必要になりますが、そのような機械を集め、専門的にレンタルができる根幹は高い技術を持った社員です。スキルに関する分かりやすい例として、現場社員は全ての機械を分解して組み立てられることは当然のこととして、事務側の社員も機械に深い知見があります。例えば作業を見て、今の工程やメンテナンス完了までの時間を推測することができるのです。
※同社の取り扱い製品例
※同社は受付・メンテナンス・配送といった建機レンタル業務の全てを自社で対応
顧客への対応力に大きな差を生んでいます。当社は注文時に相談できるフロント営業部という部署を設けています。そこに電話やメール、公式LINEで相談をしてくだされば、ふんわりとした話を要件化したり、込み入った問題に対して提案を行うなど、建機レンタルに関するあらゆるお困り事に的確に対応をすることができます。そのスピード感も強みです。オペレーターの社員が出て専門社員に渡すようなことをせずに、事務のスタッフでも一定のレベルまで対応できます。たらいまわしして、結局回答まで数日かかる、なんてことは一切ございません。
また建機レンタルは急なご依頼が多い反面で、大きな重機を取り扱うことや、状況に応じてカスタマイズをする必要があることから、他社では依頼からお届けまで時間がかかることが多いです。他社は回送が外部委託であることも多く、それは手配に時間がかかる要因のひとつです。一方で当社は前日午後にご依頼をいただき、当日朝8時にお届けすることも可能です。建設機械の回送は、物流の回送とは違い積み下ろしにも技術や資格が必要で単に大型免許を持っているドライバーであれば誰でも回送できるわけではなく、トラックそのものにも特殊仕様が必要な場合もあります。建設機械の回送に対応している輸送トラックと建設機械の取り扱いに精通したドライバーを自社で確保しており、交通規制などのよくある問題にもうまく対応して、手配を行えるのです。
経営的な側面に目を移すと、高いメンテナンス力により、機械の寿命を最大限に生かし、大手と比べて最低2倍、基本的に約3倍、最長で5倍長持ちすることができます。レンタルビジネスですので、機械を健康的に長く使うことができれば、大幅なコスト削減に繋がります。社員の高いスキルが、高品質なサービスを実現すると共に、当社を高収益体制にしているのです。
培ったスキルを発揮するためには、そもそも「困った時にまず相談してみたい」と思ってもらう必要があります。そのためには仕事での信頼と人間的な信頼の両方が必要です。例えば時間工数削減を念頭にしたドライなお付き合いではなく、「最近行ったあそこの料理屋さんが美味しかったよ」「プライベートでこういう困ったことがあって」といった雑談を交えながら人としての温度感の伝わる人間味ある付き合いをしているからこそ、いざという時に頼りたい存在になるのです。
また別の側面として、お客様の職人さんと社員同士が仲良くなることが与信管理にもなっています。レンタル先には家族経営の会社規模が小さなお客様もあり、大企業の与信管理を通らないこともあります。何か問題があるわけではなくとも、外部情報がなく大企業では与信判断ができないのです。一方で当社は日常会話の中で情報を把握し、小さな変化も理解し、それが与信管理・リスク管理に繋がっています。その結果、大企業が開拓できない優良顧客を確保できています。
当社は、お客様の9割近くが10年以上のお付き合いとなり、50年以上のお客様もいます。人と人との関わりを大切にし技術的な部分を両建てしているからこそ、長いお付き合いとなり一緒に事業の発展を実現できているのです。
第二次世界大戦後から始めた歴史が土台として関係しています。当時、日本国内では建設機械の生産がほぼなく駐日米軍が使用している機械を少しでも壊れたらオークションに出している点に目を付けた初代社長が機械のマニュアルも当然ない中、自分たちで修理をして販売するビジネスを始めました。始めて間もなく、お客様から「機械を貸してほしい」という要望をいただきレンタルを始めたのです。初めて見る機械であっても躊躇せず挑戦を続けてきたことで、技術力が自然と磨かれました。
現代においても新しい機材を導入した際に、必ずメーカーに勉強をしに行きますし、自分たちが修理やカスタマイズできるレベルにしてから商材として扱えるように努力を怠りません。とはいえ今でも日々の現場での作業が何よりも技術力を支えています。現場で使われた機械は千差万別の状態で帰ってきます。そこから100%の状態に復帰させる努力の積み重ねが社員を育てているのです。
仕組みとしては、修理履歴をすべて記録して閲覧できるようにしたり、建設機械整備士などの資格取得支援やその勉強を勤務時間扱いにすることなどがありますが、実務経験が一番です。過去には、メーカーさんにある部品を依頼したところ、メーカーさんからその部品を「一体なにに使うのか」と言われたこともありました。あまりにも複雑で細かい部品で外部から発注されたのは初めてだったようで驚かれましたが、それくらい一つ一つの機械に精通しています。
お客様のきめ細かいニーズに応えていくためには、常により難しい機械や新しい機械への挑戦が必要です。そこで海外製品の導入を進めています。成功事例が生まれ、より積極的に進めていく段階です。今でも「建設現場の基礎工事の難題に金子機械あり」ですが、さらに特異性を磨き顧客満足の向上、利益率の向上実現に取り組んでいます。
また日本製の建設機械に課題を感じていまして、率直に申しますと、近年は格段に優れているヨーロッパ製品の機械が多くあります。質だけでなくラインナップも幅広く、よりレベルの高い現場に柔軟に対応をすることができます。これは私自身とても驚きました。一方で製品の取り扱いがとても難しいです。製品はハイレベル、お客様のニーズはある。当社の勝ち目があると感じました。
結局そうなると、今までお付き合いをしてきた日本のメーカーが困ってしまうように見えますが、海外製品を超える製品を日本メーカーがつくることが本来より良い製品をつくるという競争となります。当社は日本のメーカーとも仲が良いので率直にお話をして、ユーザーニーズや実態をお話してその技術開発を支援しています。ある意味で日本がガラパゴス化していた中で、当社の活動をきっかけに危機意識を持って取り組んでいただき、「メイドインジャパン」の再評価に繋がるよう、当社が業界の牽引役になりたいと考えています。
円滑に組織運営をするためには指示が行き渡り、その浸透を確認するためにお互いの考えが分かり、何かあれば意見が言い合える状態である必要があります。取り組む案件やプロジェクトに対して、キャリアや役職は関係なく、各々があるべき姿に向けて、意見を交わし合える組織が強い組織です。それはトップダウンもボトムアップもどちらでもない、全社員発信型の組織のようなイメージです。
そこで冒頭でお話したように、きちんと意思疎通できることが土台となります。不服や不満があり、意思疎通が閉ざされていれば、100%のパフォーマンスは出ません。その払拭が私や管理職の仕事になります。私一人では会社は動きませんので、皆さんに同じ方向を向いてもらい、推進力をもって働いてもらわなければなりません。そのための露払いを、私を含め管理職が筆頭となって行う必要があるのです。
私が社長になって、いざ意思疎通を活性化させようとした時に、「いいからやっとけ」と頭ごなしに指示する人に話を聞きました。すると単に面倒臭いのではなく、頭が固いのでもなく、理屈はあるもののきちんと言語化して説明できないために、そのような表現になっていることを知りました。つまり本人も、困っていたのです。そこで私が通訳として、その人とそれ以外の人の間に立ち、お互いの理解を促進していきました。
当初は大変でしたが、途中から面白く感じ始めました。同じ日本人であっても分かり合えない現実があり、私が通訳に入ると、ぶつかっていた人同士が分かり合えるようになり、意思が疎通するとパッと明るくなる姿を見ることができました。冒頭でもお話ししたように、それがとても嬉しかったです。それを一人、また一人と繰り返していくと、自然と会社が変わっていきました。
今でも「どうしたの」「なんで」とよく聞きます。頭ごなしに言うのではなくて、その時に考えていることや、その背景について聞くようにしているのです。何を思って、どんな行動をしたのか、そこに人となりがあります。人となりが分かり、相手を真に理解して初めて、お互いにきちんと意見を交し合うことができるはずです。当社はもちろんまだまだですから、これからもその考えて大切にして日々精進してまいります。
私が管理職に対して、指示をしたわけではなく、自然と真似をする社員が生まれるようになりました。人は学んで、本当に良いと思えば自然と実行し、人にも広めたくなるものです。何か心に響くものがあったのではないでしょうか。私もまだまだ未熟ですが、人を変えようとするのではなく背中を見せていくことが大切です。
最近では私が直に接してきた社員が管理職になる中で、彼ら彼女らが部下にも同様な教育をしていることに変化を感じます。私が口出しをせずとも、お互いに良い意味で意見を言い合い、理解を深めています。最近でも「これは面倒な仕事で、お前の気持ちも分かるから、こういうやり方はどうだろう」と相手の考えを知り、思いを汲み取って、そのうえで提案を行う良い光景を見ることができました。
(市村さん)社長は普段から人となりを知ろうとされています。仕事に関係ない普段のこともよく話しかけられますし、仕事においても、経緯や思ったことについて聞いてくださります。
会社はみんなで作り上げていくもので、社長が一人で作り上げるものでも一人で大きくなるものでもありません。社員一人一人がアイデアを発信できるようにし、各人の良さを生かせるようにしていくことで社内に良い活気が生まれると考えています。ふとした時に良いアイデアは浮かぶものですし、そういったアイデアが会社に新しい気運や機会をつくります。実際に生かされるかは別としても、発信しなければ始まりません。発信しなければ周囲もそのアイデアを触媒としてさらに良いアイデアを生むことができません。まずは発信してみる、といったスタンスで良いので、ぜひ意見をどんどん言ってもらいたいです。自分の意見を言ってもらうことが、その人の成長だけでなく、会社の成長にも繋がっていきます。
また、アイデアは年齢や立場に関係ないものです。長年携わっていることで、逆に見慣れてしまい課題が見えなくなってしまっていることもあります。そういったことから特に新しく入ってきた人にはより新鮮な目線から積極的に発言をしてもらいたいです。若いメンバーが変わると、周囲も大きな刺激を受けます。とは言っても特に若い人は、自分の言葉で思いを伝えることが苦手な人が多いので、その成長支援が私の仕事です。
例えば最近、当社は株式会社サンリオ様とハローキティというキャラクターの使用ライセンス契約を結びました。これまで社内環境など様々な点の改善に取り組んできましたが、なかなか当社のことを知ってもらえる機会がありませんでした。、一般的にも泥臭いイメージが強く、また女性にとっても距離の少し遠い建設業界ですが、ハローキティを触媒として、子供たちや女性にも建設業界に興味を持ってもらい、当社の女性採用はもちろんのこと、興味を持ってくれた子供たちが将来建設業界に携わるきっかけになるなど業界全体に良い影響をつくることが狙いです。その発想は、中途入社の市村が提案したものです。私たちのように数十年建設業界に浸かっている人間では思いつかない発想ですが、提案を受ければ共感するものがあります。
Hello Kitty © 1976, 2020 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L618063
仕事には自分の生活を支えるという現実的な側面もありますが、せっかく縁あって入社するのであれば、入社して良かったと思ってもらいたいです。もちろんそのための環境づくりに励んでいきます。
(市村さん)最近は当社内で「仕事をシンプルに、楽にしていく」という言葉を耳にすることが多いです。もともと当社は残業が少なく、遅くとも19時には全員帰っている会社です。そこにLINEなどのコミュニケーションツールを導入したり、仕事の方法を変えたりすることで、仕事の質は維持しつつ効率化をして、会社全体の幸福度を上げようと取り組んでいます。
(金子代表)また入社をしましたら、ぜひ感じたことを意見に昇華させ、当社だけでなく様々な領域で生かすことによる仕事の楽しみを感じてもらいたいです。建設業界は生活を支える重要な役割をもった業界でして、道路や建物づくりを通じて日常のインフラ作りを支えています。その中で仕事というのは、建機を貸してお客様に貢献することだけではありません。
今行っている海外の新製品を導入してお客様に提供することが、業界の技術力を高め、より良い街づくりに繋がるはずです。社内をより働きやすい環境にしてそのノウハウを他社様にお伝えすれば、業界の働き方改善に繋がり、仕事の質の向上に繋がり、何気ない日常のインフラが少しだけ良くなるかもしれません。
私たちは建機のレンタル会社ですが、お客様のパートナーです。単に「貸しておしまい」の視点ではなく、もっと広い視点で見るとたくさんのチャレンジできることがあります。そこから考えて、自分の意見を生かせると仕事はもっと楽しくなるはずです。
社名
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